1. ホーム
  2. 飛蚊症の特徴と原因
  3. 蚊や糸くずの正体は?

蚊や糸くずの正体は?

飛蚊症で見える蚊や糸くずのようなものは、実在のものでしょうか。
答えは YES です。
といっても、目の前に蚊や糸くずが浮いているのではありません。
目の中に浮いているのです。

私たちは網膜でものを見ている

飛蚊症のメカニズムを理解するには、まず私たちが、目のどの部分でものを見ているのかを知らなければなりません。
ものを見ているのは、角膜 (目の表面) でもなければ、瞳 (黒い部分) でもなく、目の一番奥にある網膜という部分です。
角膜や瞳は、目に入る光の角度や量を調節する門でしかありません。
下図のように、目から入った光が網膜でピントが合うことにより、私たちは「見える」という感覚を得ることができます。

なお、厳密には網膜に光が届いただけでは「見える」という感覚にはなりません。
網膜はその後、光を電気信号に変換して視神経に送り、その電気信号を脳が処理して初めて「見える」という感覚になります。
ただし、飛蚊症を理解する上では、網膜に光が届くところまで知っていれば大丈夫です。

飛蚊症の原因は硝子体の混濁

上の図から分かるとおり、目に入った光は硝子体を透過して網膜に届きます。
ということは、私たちが見ているのは目の外にある風景だけでなく、目の中にあるもの (網膜の手前にあるもの) も見ているということです。
それが飛蚊症の直接の原因なのです。
お察しの通り、飛蚊症の人は何らかの原因で硝子体が混濁し、その中に浮遊する物体が見えているのです。

硝子体を混濁させるものは何か

では、なぜ硝子体の中に不純物が混ざってしまうのでしょうか。
眼球の表面は角膜で覆われているので、光は入ってきても、外からのゴミが浸入することはありません。
硝子体混濁の原因には数種類ありますが、いずれも内側から発生するものです。
詳しくは硝子体が混濁する原因で説明します。